期待の新作、「Ghost of Tsushima(ゴーストオブツシマ)」をプレイしました。
和風のオープンワールドということで、かなり期待値は高かったのですが…
2019年に登場した"奴"の存在によって、少し影が薄くなってしまったゲームです(笑)
2020年になり、満を持して登場したゴーストオブツシマ!
実際にプレイした感想・レビューを書いていきます。
戦闘の感想「SEKIROの劣化!?」
やはり購入前からこれが一番気になっていました…。
SEKIROの洗練された戦闘システムと比べると、どうせ微妙だろうな…と。
そもそもゲームが違うSEKIROと、本来は比較するべきではないんですが…どうしても同じ時代劇として比較してしまいます。
やはりツシマの開発側もSEKIROを意識はしていたそうですね。(開発者インタビューで語っています)
で、結局「ゴーストオブツシマはSEKIROの劣化版なの?」ということについてですが…
断じて否!
安心してください、ツシマの戦闘もめっちゃ面白いです。
オープンワールドとは思えない本格的な戦闘
死にゲーではありませんが、かなりシビアで緊張感のある戦闘が楽しめます。
敵の攻撃を直前でガードして、カウンターを叩き込むのが基本戦術になります。

夕日を背にした戦闘シーンはエモい
かなり本格的で、SEKIROで身につけたパリィ・回避の技術はゴーストオブツシマにも使えます(笑)
ボス戦では刀と刀が交わることによって会話が発生し、なかなか熱い戦いを演出してくれます。
操作に慣れていない序盤は「ぶっちゃけ微妙」と思っていたんですが、
自分の思い描いた動きで、かっこよく敵を倒せるようになってからは戦闘が病みつきに。
シンプルながらも奥が深い、やればやるほど楽しくなるスルメタイプの戦闘。
魅せプレイをSNSで投稿している人達も多いですね。
そしてキャラクターの育成要素も、このゲームの楽しみの一つ。
戦闘で苦戦している人は、真っ先に戦闘スキルを上げるのがオススメ。
刀のスキルを上げるも良し、暗殺スキルを上げるも良し。
正攻法でダメなら冥人となり、汚い手を使ってでも敵を倒すのがゴーストオブツシマの特徴。
「誉れ高き"侍"から"冥人"(くろうど)になる」というストーリーとも連動する部分ではありますが、こういうダークヒーローの側面があるのは個人的に大好物(・∀・)
そしてSEKIROと違い、難易度変更ができるので、アクション初心者でも安心。
PS4最強のグラフィック
オープンワールドの広大なマップでは、グラフィックを妥協せざるをえない場合があるはずなんですが…
信じられないほど綺麗なグラフィックです。
はっきり言って、オープンワールドでこのグラフィックは異常。
静止画でも素晴らしいんですが、実際のゲーム画面はもう圧倒的ですよ。
風によって揺れる木や草、天候の移り変わりなど、表現が異常なまでに美しい。
戦闘に入るとHPメーターや気力などのHDUが表示されますが、非戦闘中はHDUが表示されず、圧倒的な没入感を味わえます。
光の表現も凄すぎる…。
ここで掲載した画像も、ゲーム中のスクリーンショットをそのまま載せているだけです。
ムービー中でもなければ、フォトショップで加工も一切していない、ただのゲーム画面です。
もしも「インスタ映え」さんがツシマに異世界転生したら、死ぬまで一生写真撮ってるであろうレベル。
僕がプレイしてきたPS4のゲームの中ではトップクラス…いや、もはや断言していいかもしれぬ。
ゴーストオブツシマ…お前がナンバーワンだ!
もうすぐPS5が発売ですが、まさかPS4のポテンシャルがこれほど高いとは…。
通常のPS4でも綺麗ですが、もしPS4 Proを持っているなら絶対にHDR対応の4Kモニターでプレイしたほうが良い。
なんと言うかもう、どえらいことになります。
先が気になるメイン・サブストーリー
海外で開発されたオープンワールドは、あまりストーリーに力を入れていない印象があるんですが、
ツシマはめちゃくちゃストーリーの完成度が高いです。
海外産なので、たま~にモブとの会話で日本語が怪しいところもありますが、ほぼカンペキでした。
サブストーリーも悪くはないんですが、やはりメインストーリーの完成度が圧倒的です。
正直、序盤は退屈で「誉れってなんだよ…会話飛ばしたい…」とさえ思っていました(笑)
だがしかし、中盤以降のストーリー展開は一気に眠気をふっとばしてくれます。
ネタバレになるので控えますが、鳥肌不可避の激熱演出も用意されています。
じっくり進めるつもりが、ストーリーが気になってしまい駆け足で進めてしまいました…。
ロード時間が爆速のストレスフリーで物語が展開されることもあり、辞めどきが分からなくなります。
マップのお遊び要素は少なめ
世界観への没入感を優先するためか、マップにアイテムはほとんど落ちていません。
一応、収集品を集めるやりこみ要素もありますが、「こんなところに!?」といった驚きは無し。
アイテム収集は、あくまで最後のやりこみ要素なので、個人的にはどうでもいいんですが…
もうちょっとマップに遊び要素があったほうが、飽きずに遊べるんじゃないかな〜と思いました。
とはいえ、いたるところにヤバい光景が広がっているのは個人的にかなり好き。
綺麗な風景とは裏腹に、残酷な世界観も上手く表現されていますね。
ただマップを探索するだけでも、かなりの時間楽しめそう。
まとめ
最後に、ざっくり特徴をあげるとこんな感じでしょうか。
- グラフィックが神
- ロードが爆速
- やればやるほどハマる戦闘
- 中盤以降のストーリー展開が激熱
- グラフィックが神!!
和風のオープンワールドとしては間違いなく最高峰のゲームです。
SEKIROは名作ですが…ゴーストオブツシマも確実に名作の仲間入りです。
発売前は不安もありましたが、期待していた以上のゲームでした。
オープンワールドにも関わらず、ストーリ・戦闘のクオリティが非常に高い。
最高峰のグラフィックでオープンワールドが遊べる…というだけでもゴーストオブツシマを買う価値がありそう。
もうすぐPS5が発売ということを考えると、ひょっとしたらPS4最後の名作になるかも…?
アップデートの予定もあるようなので、今後にも期待できます。
しばらくは対馬の冥人(くろうど)になって楽しみたいと思います。