どうも、WEBデザイナー(笑)のERAです。
最近はPHPのプログラミングがメインですが、WEBデザインもひっそりと続けております。
iPad Proを持っているので、「せっかくならiPadでPSDデータを編集したい」と思い、
評価があまりよろしくないiPad版のPhotoshopアプリをインストールしてみました。
※ちなみにデスクトップ版のPhotoshopはかれこれ5年ほど使い続けています。
実際に使ってみたレビューをしたいんですが、先に結論だけ言っておきます…
絶望した!
少なくともWEBデザインにおいては使い物になりません。
「これが有料アプリってマ?」というのが正直な感想。
PCと比べて未実装の機能が多すぎる
「使いにくい」というより、そもそも「使えない」機能がめちゃくちゃ多い。
iPad版に機能が少ないのは、まぁ分かりますよ。
デスクトップ版の機能すべてを実装するのは難しいですからね。
しかしながら現状は、主要な機能すら実装できてないというのが現実。

準備中の機能とありますが、いつできようになるのやら…。
僕はIllustratorが嫌いなので、アイコンからなにまで基本的にPhotoshopで完結させています。
Photoshopだけでもかんたんなアイコンやバナーは全然作れます。
しかし、iPad版のPhotoshopでは無理でした。
多すぎるので書き出すとキリがないですが…WEBデザインで個人的に多用している機能だけ見ても
- 長方形ツール
- レイヤー効果
- フィルター機能
これらは間違いなく基本機能だと思っていたんですが、iPad版のPhotoshopには実装されていません。
WEBデザイン無理ゲーすぎてワロタ。
長方形・楕円形ツールがないのは目を疑ったんですが、どこを探しても見つからず…。
WEBデザインを作ってるとレイヤー効果も必ずと言っていいほど使うんですが、未実装…。

有料でこれはひどい。
フィルター機能でお手軽にぼかし効果を付けることもできず…。
なにもできんやんけ!何だこのアプリ。
これなら無料アプリの「Adobe comp」のほうが1億倍便利です。
adobe compは無料ですが、WEBデザインするための最低限の要素は入っており、仕事でも余裕で使えるレベルです。
というわけで、僕みたいなWEBデザイナーにとってはiPad版Photoshopは不要という残念な結果に。
そもそもPhotoshopは多彩な機能を備えた「出来ることの多さ」が魅力の一つなのに…
iPad版のPhotoshopは出来ないことが多すぎる。
現状ではストアにある格安アプリを使ったほうが便利なことが多いです。
使い勝手自体は悪くないが…
一応良いところもあります。
一度使い方さえ覚えてしまえば、アプリのUI(ユーザインタフェース)はとても良い。
iPadに最適化されているので、シンプルで使いやすいです。

デスクトップ版の基本配置と似ているので、普段からPhotoshopを使っている人ならば、なんとなく直感的に操作できます。
もちろんApple Pencilもガッツリ使えます。
あとは、Photoshopのメインウェポン(?)であるレタッチ・合成は流石に素晴らしい出来です。
かんたんな合成なら寝転がりながらiPadで作業可能ですね。
ちょっとした画像加工を毎日やる人にとっては便利かもです。
まぁ、それだけのために月額1080円は高い気もしますが…
とにかくPhotoshopに求めている機能が圧倒的に足りてないんですよねぇ。
ちなみに、Photoshopが使えるAdobeに登録済みのアカウントを持っていれば、無料でiPad版のPhotoshopを使うことが出来ます。
月額1080円のiPad版のPhotoshopはオススメできませんが、すでにPhotoshopを使えるアカウントがある人ならiPad版のアプリをインストールするだけで使えるようになります。
結論:仕事で使えるレベルではない
WEBデザイナーの目線でレビューしましたが、おおむねストアの評価通りって感じですね。
もともと大きな期待してはいませんでしたが…その期待値すら下回るという残念な結果に。
はっきり言いますが、今のままだと仕事では使い物になりません。
1ヶ月の無料期間がありますが、1週間で解約しました。
これが1000円の買い切りアプリだとしても微妙な性能ですが、まさかの毎月1080円ですからね…絶望しかない。
アップデートでもっと機能が増えたら化けるかもしれませんが…
もうリリースしてから約半年過ぎているという事実。
もう待てないので寝ます。大型アップデートが来たら誰か起こしてください。