任天堂Switchの新作「メトロイドドレッド」を買いました。
メトロイドシリーズの最新作が、なんと2Dアクションとして登場。
「え?2Dアクションって…正気か?」というのが、正直な感想でした。
いまどき2Dアクションなんて、インディーゲームも含めれば大量に存在しますからね…
正直そこまで期待しておらず「メトロイドの新作だし買ってみるか〜」くらいの気持ちで購入。
結果…神ゲーすぎて徹夜でクリアしてしまいました。

クリア時のアイテム収集率は45%でした。
しっかり探索すると余裕で10時間超えます。
結論から言うと、メトロイド作品の最高傑作でした。
ここまで熱中できたアクションゲームは何年ぶりだろうか…。
とりあえず難易度ノーマルをクリアしたので、レビューを書きます。
アクションは2Dメトロイドの最高傑作
「2Dアクションをフルプライスで売るとはえらい強気だな」とは思ってましたが、実際にプレイしてみて納得。
メトロイドドレッドはそこらの2Dアクションとは次元が違いました。
インディーゲームが束になっても相手になりませんよ。
アクションゲームとしての完成度が素晴らしすぎる!
評価は完全に星5です。
サムスをカッコよく動かせる操作性の高さ
メトロイドドレッドには、今までの作品とは違う点があります。
それは…主人公(サムス)を超カッコよく動かせること。
今までは動きがもっさり…というよりちょっとフワフワした感覚だったのですが…
メトロイドドレッドでは移動・戦闘のスピード感が大幅に上がっています。
簡単に言うなら、スマブラのサムスを動かしてるかのよう。

メレーカウンターを決めるサムス
今までにない直感的な操作で、探索のストレスが大幅に減っています。
なんと言っても戦闘のスピード感が最高です。
「これだけ自在に主人公を動かせると、ヌルゲーにならないか?」という不安もありましたが、
そこは絶妙なバランスで、ザコ敵相手でも油断はできない難易度になっています。
「ちょっと探索ダレてきたな」と思ったところで、新しいアビリティを取得するタイミングも絶妙。
新アビリティによって探索に幅ができて、今まで通れなかった場所に行けるようになり…
それを繰り返しているうちに徹夜でクリアしてしましました(笑)
今までのシリーズと比べて、アクションが10倍くらい楽しいのも原因ですね。
ユーザーを飽きさせることなく、ストーリー終盤まで探索を楽しめる設計は流石としか言いようがない。
逃げるしかない…?新しい敵「E.M.M.I」
メトロイドドレッドで新登場の敵「E.M.M.I」
通常の装備では倒すことができず、見つかってしまうと逃げるしか方法はありません。
この敵にはやはり賛否両論ありますね…。
「逃げるだけはストレス溜まる」という意見もありましたが、個人的には最高に楽しめました。
「E.M.M.I」に捕まってしまうと「即死」(低確率で回避可能)のため、確かにストレスを感じるのも分かります。
ただ、無敵&即死の敵に追いかけられる恐怖はメトロイドの世界観にマッチしていますし、サムスの操作性が高いので鬼ごっこすら楽しい。
ちょっとネタバレになりますが…最終的に「E.M.M.I」は倒せます。
各エリアの最深部で手に入る「オメガキャノン」という武器でぶっ飛ばすことができるので、最後にはスッキリできます。

オメガキャノン装備時は3D視点に…!
「E.M.M.I」が存在するだけで探索に緊張感が出るので、僕が徹夜でメトロイドドレッドをプレイできたのも「E.M.M.I」のおかげかもしれません(笑)
唯一不満点を言うなら、「E.M.M.I」に対抗するためのアビリティ「ファントムクローク」が完全に空気でした。
透明になって「E.M.M.I」から身を隠せる効果がありますが、結局効果が切れるタイミングで見つかります。
特に今作はサムスの操作性が高いので、普通に走って逃げたほうが安全です。
2Dアクションとは思えない迫力とボス戦
このゲーム、2Dアクションではあるんですが、奥行きのある3Dのシーンも出てきます。
ボス戦でいきなり3D演出が入ったかと思ったら、なんとそのままサムスを操作してミサイルやビームを撃てるようになっています。

3D視点のカットインはメレーカウンターで反撃のチャンス!
ゲーマーから嫌われがちなムービー中の「QTE」要素ですが…
2Dアクションと3Dムービーの同化があまりにも自然すぎて「QTE」と感じさせないほど。
敵の大技が発動したら3D視点になる…といった感じで、あくまでも2Dアクションの延長上。
視点の切り替えもシームレスで全く違和感がないです。
なにより、今作はサムスの動きが無駄にカッコ良すぎる!
アクションシーンでは毎回テンション上がります。
ラスボス戦では映画のようなアクションシーンが見れますよ…!
ライトゲーマーにはオススメしにくい
「ライトゲーマー」…まぁ言ってしまえば「ゲームが上手くない人」です。
僕みたいに毎日ゲームばっかりやってるゲーマーなら問題ないんですが…メトロイドドレッドはめちゃくちゃ難しいです。
死にゲーの名作「SEKIRO」と肩を並べる…はちょっと言いすぎですが、それくらい難しい。
任天堂Switchにはライトゲーマーが多いので、Twitterで検索したら「メトロイド 詰んだ」というワードが出てきてしまう始末(笑)
なぜ「詰んだ」と感じる人が多いかと言うと…このゲームにはいわゆる「救済措置」がありません。
難易度はノーマルで固定。ゲームオーバーを繰り返しても「難易度を下げますか?」という救済メッセージは一切なし。
武器のレベルを上げて挑戦することもできず、信じられるのは己の知恵と技術のみ。
制作側も間違いなく死にゲーを意識しており、ゲームオーバーからの再開はロード無しの爆速です。
今どきのゲームには珍しく、ライトゲーマーにも試練を与えるゲーム性になっています。
ぶっちゃけ、いつもSwitchで遊んでいる子供にはクリアできないかもしれません。
嫌いじゃない、そのスタイル。
高いハードルに挑戦する楽しみを味わいたい人には最高のゲームですが、手軽にゲームを遊びたいライトゲーマーにはオススメしにくいゲームになっています。
ちなみに、ゲームクリア後は難易度「ハード」が遊べます。
いや、「ノーマル」で充分難しかったんですが…
ふぅ…やるしかないか…(歓喜)
任天堂Switchでしか遊べない
これは仕方ないことなんですが…メトロイドシリーズは任天堂のハードでしか遊べません。
今回のメトロイドドレッドは2Dアクションの最高傑作と言ってもいいくらいの神ゲーなので、プレステやPCでも遊べたら良かった。
そもそもメトロイドのゲーム性を考えると、SwitchよりもプレステやPCのユーザー層に向いています。
ゲーマーなら絶対プレイしてほしい作品なのですが、任天堂Switchユーザーしかプレイできないのは非常にもったいなく感じます。
もし2Dアクションの最高傑作を遊びたいという人は、メトロイドの為だけにSwitchを買う価値があります。
…と言いたいところですが、決して安くはないので財布と相談してください(笑)
まとめ
ありがとう、任天堂。
久々に徹夜してまで熱中できるゲームに出会えました。
最近では3Dアクションが主流なので、2Dは微妙かなと思っていましたが…
2Dアクションってやっぱり面白い!と思わせてくれる作品でした。
とはいえ「本当に難しい」ので、ライトゲーマーだと全く違う意見になってしまう可能性もあります…
「難易度ハードから本番でしょ」というゲーマーには自信を持ってオススメできます。
今までSwitchはほぼモンハン専用機でしたが…今なら言える…!
「持ってて良かった任天堂Switch」
「メトロイドドレッド2」待ってます!