仕事でクライアントから50人以上のユーザーを登録しなくてはならないサイト制作を依頼されました。
複数の店舗がそのサイトにそれぞれの情報を登録していくタイプのWEBサイトですね。
しかし、WordPressのユーザー登録の際にはユーザー毎にメールアドレスが必要であり、なぜか重複が許されていないのです。
50人全員分のメールアドレスなんて用意できるはずもなく、なんとかならないかと調べてみたら1つのメールアドレスで何人も登録できるWordPressプラグインを見つけました。
プラグインの新規追加から検索「Allow Multiple Accounts」で出てくると思います。
出てこなければ公式サイトからダウンロードしてください。
Allow Multiple Accountsの使い方
有効化したら、管理画面の「ユーザー」に「Multiple Accounts」の項目が追加されます。
使い方は極めて簡単。
プラグインを有効化したら、設定画面から「Allow multiple accounts for everyone?」にチェックを入れて保存するだけ!

これでユーザー作成の際に同じメールアドレスを使い回せます。
ほんとにこれだけで設定完了なので簡単です。
ちなみに「Account limit」はユーザー登録数の上限設定。
「Multi-account email addresses」は登録を許可するメールアドレスの設定です。
基本出番はありませんが、他に管理ユーザーがいて、勝手に登録してほしくない場合には入力しましょう。
設定が終わったら、ユーザーの登録で既に登録済みのメールアドレスを入力しても警告が出てこなくなっているかと思いますので、同じアドレスでどんどん登録できます。
まとめ
それぞれ個別のメールアドレスを設定しているとユーザーが自分でパスワードを変更できるというメリットはありますが…勝手に超単純なパスワードに変えてログインを突破されてしまったり、あげくの果てには自分で変えておいて「パスワード忘れたから教えて!」と言ってくるクライアントもいるので、製作者にとってはデメリットのほうが多い気がします。
運用方法によってはそれもありかもしれせんが、ユーザーが変更した安易なパスワードが流出した際のリスクが大きすぎます。
そもそもメールアドレスをもっていないユーザーもいたりします。
WordPressに複数ユーザーを登録する際は、もれなくAllow Multiple Accountsをインストールしています。正直、WordPressのデフォルトであってもいいくらいの機能だと思います。
ちなみに…複数の店舗で管理する場合、ログインすらさせずに記事を投稿させる方法もあります。
簡単な記事オンリーの場合は、下記の方法で管理するやり方もあります。
この方法ならログインIDとパスワードを教える必要さえなくなりますが、URLさえ知っていれば誰でも投稿できてしまうので、URLにパスワードは設定しておいたほうが安全です。